不法行為に基づく損害賠償について、相手方の請求を減額できた事案

紛争の内容
依頼者は、相手方とちょっとしたことでトラブルとなり、ついかっとなって相手方に暴行し怪我を負わせてしまいました。そのため相手方から不法行為に基づく損害賠償請求として慰謝料５００万円の請求を受けました。そこで依頼者から交渉事件として受任をしました。

交渉・調停・訴訟などの経過
相手方が怪我をしたとはいえ、その受傷の程度等に鑑みると、５００万円は高額であったため、交通事故の場合の慰謝料基準等に照らし、５００万円が高額であることを主張し相手方と交渉しました。

本事例の結末
交渉の結果、相手方も請求額減額に応じ、刑事事件にしないという前提で１００万円で和解することができました。

本事例に学ぶこと
もちろん被害者はいくらでも加害者に請求できるというわけではありませんが、加害者は法的に適切な範囲内では責任を負う必要はあると思います。ただ、その法的に適切な範囲内というのも、当事者間での話し合いだけでは、中々判断が難しいものです。そこで本件のように、弁護士が介入することで適切な金額での話し合いをし、その結果、相手方の態度も軟化し、交渉で示談がまとまることも多いです。まずは一度弁護士に相談してみてください。