質問
こちらの過失によって損害賠償をしなければならない場合、「販売価格」によって賠償額が左右されることはないのでしょうか。一般的な製品は、原価+適正な利益で販売しており、将来負うことがあり得る損害賠償額を考慮してはいません。

回答
販売価格が低いということは、よほど極端な場合を除いて考慮されません。例えば、税理士がミスをして依頼者に損害を与えた場合、受け取った報酬は50万円なのに、賠償額は1000万円ということもあります。

裁判所的に言うと、「価格が低いのにこんなに多額の賠償金を命じられるのはおかしい」という主張に対しては、「それなら、最初から、多額の賠償が命じられることを考慮して価格を高くするなり、保険をかけるなりすべきだ」ということになります。

また、ユーザーの製品の使い方が悪いことと、製品の欠陥が重なって事故が起きたような場合は、過失相殺と言って、ユーザーの使い方が悪かったことを理由にして、ある程度、損害額が減額されることがあります。